リビルトパーツには粗悪品が多いって本当?

新品よりも安いのに、性能面や信頼性では新品にも劣らないポテンシャルを持っているリビルトパーツですが、粗悪品も多く存在するということを耳にしたことはありませんか?とても残念なことに粗悪品は実際に存在します。特にインターネット上で多く販売されています。リビルトパーツにはメーカー間で統一された明確な定義や品質基準がないことを逆手に取り粗悪品が生産されることもあります。そんな粗悪品の代表的な手口をご紹介いたします。

リビルトパーツの品質基準について

リビルトパーツを生産しているメーカーはたくさん存在します

純正部品は新車に使用されている部品と同じものです。自動車メーカーの厳しい品質管理の元、生産・販売されていますし、ましてや車を生産した自動車メーカーが用いている部品ですので安心だということは、言うまでもないと思います。ではリビルトパーツはどうでしょうか?一口にリビルトパーツと言っても、生産しているメーカーはたくさん存在し、品質に対する考え方もそのメーカーにより千差万別です。

メーカーごとに異なる基準

リビルトパーツは生産メーカーごとに品質基準に対する考え方が様々です。例えば消耗品を交換するかどうか判断するための基準値がメーカーごとに異なっている可能性があります。同じ測定値でもA社では基準値内なので再利用しても、B社では基準値外なので交換するといった違いが発生します。交換に用いる部品もメーカーによりけりで、例えばベアリングには同サイズでもグレードが存在しますが、同じ箇所のベアリングなのにB社よりA社の方が高グレード品を用いているなんて違いが考えられます。

リビルトパーツには明確な定義や品質基準がありません

なぜこのようなリビルトパーツメーカーごとに違いが発生しているのでしょうか。それはリビルトパーツには明確な定義や品質基準が存在しません。自動車メーカーなどの第三者が定めた基準というものも存在しません。リビルトパーツの品質は生産したメーカーの良心に委ねられているのが現状です。そのような現状を逆手に取った低品質なリビルトパーツも流通してしまったことから、「リビルトパーツには粗悪品が多い」ということが知られるようになったのかもしれません。多くのリビルトパーツメーカーは真面目に良い品を提供している中、とても残念なことに少数の粗悪品メーカーのせいで悪いイメージが先行してしまっています。

リビルトパーツの粗悪品ってどんなもの?

粗悪品の代表例

そんな粗悪品とは実際にはどういったものなのでしょうか。粗悪品の中でも多く見られるのが「中古部品のケースだけ磨いた製品」です。写真写りはとても良く新品のように磨かれています。これでは分解して中身をチェックしてみないことには粗悪品だと気づくことができません。オルタネーターやセルモーターのケースに貼られているラベルも新しい物へ貼り換えているということもあります。

粗悪品にアフターサポートは期待できません

購入してみて「ケースを磨いただけの中古部品だったのなら返品返金してもらえば良い」という人もいらっしゃいますが、粗悪品を販売している相手に良心を期待できるでしょうか?「うちのメーカーの品質基準では問題無い!分解して測定したが車内における消耗品の交換基準値内だったので再利用しただけだ!」などと言いわれ逃げられることが容易に想像できます。もっとも粗悪品を生産するということは最初からアフターサポートなんて考えていないと思われます。

粗悪品はなぜインターネット上に多いのか


もしも粗悪品を購入してしまったとしても、なんのフォローも期待できないことはお分かりいただけたと思います。粗悪品が販売されている場所は特にインターネット上が多いのですが何故でしょうか。その理由は流通経路の違いだと推測できます。まず良品は主に生産メーカー→部品卸商→販売店→ユーザーとなるのに対して、粗悪品は生産メーカー→ユーザーのように部品卸商や販売店を省略して販売されるケースが多いようです。このような販売形態を取るにはインターネットが最適ですし、売り逃げてさえしまえば良いことからもユーザーとダイレクトにコンタクトが取れるインターネット上での取引が好まれる一因ではないでしょうか。また、インターネット上での購入はモニター越しの画像でしか商品を確認することができませんので、騙す側からすればケースだけ磨いてリビルトパーツに見せている商品にとって格好の販売場所なのは言うまでもありません。

粗悪品を購入しないために気を付けたいこと

粗悪品は相場よりも安いことが多いです。有名ブランド品の服やバッグのコピー品は相場より異様に安い金額で売られているといった話を聞いたことがあるかと思いますが、これはリビルトパーツにも言えることですので、安さだけに目を取られないよう注意が必要です。発送元が海外だったり取引相手の日本語が片言で怪しいと感じたりするときも注意が必要です。極限までコストをかけないことにより利益を追求している粗悪品です。日本国内より人件費が安い国で生産して、現地の人がインターネットで日本国内に向けて販売しているなんて例もあるようですので気を付けましょう。

まとめ「信頼できる販売店から購入しましょう」


自分でリビルトパーツを購入して交換するときは、リビルトパーツを購入するところから自己責任は始まっています。例えばオルタネーターならブラシやベアリングなどと交換している部品を説明してくれること、保証や交換の規定についてもきちんと説明がある販売店を選ぶことが大事です。

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ライター@1031

元国産車メーカーのディーラーサービスマンを経て、現在は埼玉県にて独立。鈑金塗装を中心にカーメンテナンス全般を行っています。修理や取付け交換はもちろん、ユーザー車検の付添いから部品交換の補助なんてことまで幅広く対応しております。

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